木彫り看板の「耐久性」と「塗装」について


木の看板において心配な事の一つが「耐久性」
経年変化は避けられない事ではありますが、それを楽しむことができるのも木ならではのことです。
仕上げ塗装、メンテナンスや修理、そんな手間をかけてやる事で、「耐久性」は保てます。

現在は「コーティング塗装」の質や技術も発達し、耐久性に優れ、完成時の状態をそのまま長きに渡って保つ事も可能になりました。
下記の表をご参考に、ご不明な点がございましたらどうぞお問い合わせください。

 

無塗装

浸透性塗装
(個体ワックス)

やや浸透するが、どちらかというと木の表面にとどまり汚れから守る。

浸透性塗装
(液体オイル)

木に浸透させることで耐久性を保つ。

コーティング塗装
(耐水・耐候性塗料)

表面に塗膜をつくることで保護する。

仕上がりの特徴

木の質感そのもの。

無塗装に近いさらっとした仕上がり。

木の表情をしっとりと浮かび上がらせた仕上がり(ぬれ色になる)。

透明・艶消しタイプを使用し、木目や木の色はそのままにつるっとした仕上がり。

メリット

本来の自然な木の風合い。

経年変化を楽しめる。

自然な木の質感を生かし汚れから保護する。

メンテナンスとして塗り直しが可能。

自然な木の質感を生かし、浸透したオイルが木の耐久性を保つ。

メンテナンスとして塗り直しが可能。

塗膜が水・湿気・直射・紫外線から木を守り、完成時の風合いを長期に持続的に保つ。

デメリット

趣き深い経年変化には何十年という長い年月を要し、その途中過程においては多少汚く見える場合もある。

水、湿気に弱いため、外の設置には不向き。

水、湿気に弱いため、外の設置には不向き。

水、湿気に弱いため、外の設置には不向き。

塗膜がある事で、木本来の質感は少し損なわれる。

メンテナンスの塗り直しには手間を要する。

設置場所
(室内)

設置場所
(外)